その中から、浅田選手のコメントです。
真央「お母さんが一番近くにいるという感じがした」(スポーツナビ)
>日本スケート連盟は25日、来年3月にフランスのニースで開催される世界選手権の代表選手を発表した。女子は2年ぶりの優勝を目指す浅田真央(中京大)、鈴木明子(邦和スポーツランド)、村上佳菜子(中京大中京高)が代表。男子は高橋大輔(関大大学院)、小塚崇彦(トヨタ自動車)に加え、全日本で3位に入った羽生結弦(東北高)が悲願の初出場を決めた。
以下は浅田のコメント。
「世界選手権に出られると決まってすごくうれしいです。世界選手権ではもっともっとレベルアップできるように頑張ります。昨シーズンの最後に『愛の夢』を最高のレベルで演技できなかったので、今年は最高のレベルで滑れるようにと心がけて練習していきたいです。
昨シーズンは初戦から自分の思うような演技ができないまま世界選手権を迎えて、世界選手権でもあまり良い演技ができなかったのですが、今シーズンは初戦から徐々に安定もしてきていますし、良い状態でシーズン後半を迎えると思うので、そういう意味で自分の今の状態はとても良いんじゃないかなと思います。
(お母さんにどんな報告をしたい?)今回(お母さんが)一番近くにいるという感じがしたので、何も報告しなくても分かっていると思います」
【真央トーク】「ダブルで流れを良くしようと」 (SANSPO.COM)
--演技を終えたときの気持ちは
「ホッとした後で、すぐに得意の(3回転)ループを失敗したことを悔しく思った」
--練習ではトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳んだが、本番は2回転半だった
「朝の公式練習から急に(体が)回るようになってビックリ。(本番直前の)6分間練習の後、控室を出てから先生(佐藤コーチ)と話をして、(完璧ではない)トリプルでリズムを乱すよりダブルで流れを良くしようと判断した」
--滑る前に考えていたことは
「今季はSPで離されるパターンだけど、今回は1位から3位まで差がなかった。順位のことは考えず、やることをしっかりやろうと考えた」
--大変な中での出場
「ご飯を食べて、練習して、という感じで試合への気持ちが強く、余計なことを考える時間はなかった。スポーツ選手として気持ちをしっかり持つことができた」
--例年と違う全日本選手権になったのでは
「気持ちの部分でいつもとは違う状況の中、フリーでいつも通りの演技ができて、2011年を優勝で締めくくれた。自分もうれしいし、(亡き母も)喜んでくれていると思います」
--いつもと違う気持ちで演技しての優勝
「たくさんの方が応援してくれて、SPではそれが助けになったけど、気持ちはやはりちょっと違っていた。佐藤先生と積み重ねてきた練習が徐々に良い方に出ていたので、自分を信じて演技できたと思う」
--トリプルアクセルへの手応えは
「今季初戦から大会を経るごとに回れるようになっている。自分のトリプルアクセルが戻ってきていると感じる。もう少しで跳べると思う」
--亡くなったお母さんに優勝をどう報告する
「大会中もずっと一番近くにいるような気がしていたので、何も報告しなくても分かっていると思う」
--来年3月の世界選手権に向けて
「昨季、最高のレベルで滑ることのできなかった(フリーの)『愛の夢』をパーフェクトに滑りたい。いい状態でシーズン後半を迎えられる」