「フィギュアスケート、氷上の華」 が更新されていました。
浅田真央復帰にL・ニコルがエール。「彼女が一番幸せと思える選択を」
ローリーさんからのエール!
「自分勝手な視点から言うと、マオのスケートが本当に恋しくて、また試合で見たいと思っていました。でも彼女自身が、一番幸せと思える選択をして欲しいと思っています。毎日朝起きて、彼女自身生きがいを感じられること、自然に微笑が浮かんでくるようなことを選ぶなら、それが何であれ、私は全面的にサポートします」
涙が出てきてしまいました。。。
正直、せっかく復帰するのなら心機一転
新しい振付師にもチャンレンジしてもらいたい・・・
なんて思う気持ちが強かったんだけど。
こんなにも真央ちゃんのことを愛してくれているローリーさんなら
きっとまた愛溢れる素敵なプログラムを作ってくれるだろうな♪って。
ローリーさんとは、新SPと新EXをつくるみたいで。
楽しみになってきました♪
>5月18日、浅田真央がアイスショー「THE ICE」の記者会見で、競技復帰の意志があることを表明した。
浅田選手は2014年埼玉世界選手権で、日本選手として史上初である3度目の世界タイトルを手にし、そのおよそ1カ月後に競技から1年休養することを宣言。これまで復帰の可能性を聞かれるたびに、「ハーフ・ハーフ」と答えてきた。
だが18日の記者会見では、復帰戦の具体的なタイミングはわからない、としながらも、試合に向けての練習を再開したことについて前向きに語った。
「(休養中に)自然に試合が恋しくなり、試合で良い演技ができたときの達成感を感じたいなと思い始めたのも、ひとつの理由です」とコメント。マロン色に白い襟ぐりのついた上品なドレスを身にまとった浅田真央は、すっかり大人の女性の雰囲気である。マイクを片手に、落ち着いた柔和な表情が印象的だった。
┃この1年でがらりと変容したトップ女子陣。
浅田真央が休養していたこの1年間、女子のトップレベルの顔ぶれはがらりと変わった。
彼女のみならず、カロリーナ・コストナー、鈴木明子などベテラン勢が競技から姿を消した中、上海世界選手権では新たなメダリスト3人が誕生。エリザベータ・トゥクタミシェワ、宮原知子、エレナ・ラジオノワと表彰台は3人のティーネイジャーで占められた。
まだ少女体型のティーネイジャーたちは、難易度の高いジャンプコンビネーションも軽々と跳ぶ。大人の体型に変化していく苦しみを体験し、その調整を克服したのは、トゥクタミシェワのみである。その彼女が、上海で3アクセルに成功した瞬間、おそらく全てのスケートファンの頭には浅田真央のことが浮かんだのではないだろうか。過去数年間、浅田のみが挑戦して試合で成功させてきた、今や彼女のトレードマークのようになった3アクセル。その浅田が休養中に、若手が世界選手権で成功させた。
現在24歳の浅田が、この戦いの場に再び戻ってくるのだろうか。世界中の関係者が、彼女がどのような決断をくだすのか興味を持って待っていた。
┃母・浅田匡子さんの残した言葉。
会見で、浅田はこのようなことも口にした。
「3アクセルを跳べるということで、すごくそれを強みにしてきましたけれど、今のジャンプのレベルは上がってきているので、追いつけるように練習をしています。けれどそれだけではなくて、今24歳でスケート界の中ではベテランに入ってきている。大人の滑りができればいいなと、自分の滑りを見てもらいたいと思っています」
この彼女のコメントを聞いて、最初に頭に浮かんだのは、故浅田匡子さんのことである。これまで何度か書いたことがあるが、生前、匡子さんと交わした会話の中で、特に心に残っていることがあった。
「田村さん、私ね、フィギュアスケートは勝った負けたではないと思うんですよ」
ある試合会場で観客席から公式練習を見守りながら、匡子さんはそう口にした。
「ヨナちゃんが勝ったとか、今度はうちの真央が勝ったとか、皆さん色々と取り上げてくださる。でもフィギュアスケートはそういうものではなくて、その人の生き様を氷の上でどう見せるか。そうではないですか、田村さん」
穏やかな中にも、しっかりとした口調だった。
私にはいつも笑顔を絶やさずに接してくださったけれど、納得できないことには妥協しない厳しい一面も持っている女性だった。
親として、もちろん自分の娘を勝たせてやりたいという気持ちは当然あっただろう。だがこの日、匡子さんが口にしたことは単なる外向けのコメントではなく、心から出た言葉だったと思う。
┃浅田真央が、どれほど深くこのスポーツを愛してきたか。
どのタイミングで復帰戦となるのか、そこでどのような結果になるのか、それは本人にも誰にもわからない。だが1つ確かなのは、浅田真央が再び競技の氷の上に立ったとき、多くの人々が求めるものは、順位よりも彼女の生き様を氷の上で見せてくれることに違いないということだ。
これまで数多くの心に残るプログラムを見せてきた彼女だからこそ、円熟しきった現在、浅田真央というスケーターの真髄を見せてくれるに違いない。そして彼女がどれほどこのスポーツを愛してきたのかを、氷の上で表現してくれるだろう。
若手たちが頭角をあらわしていくのを見守るのも楽しいことだったが、やはりベテランらしい大人の滑りを見せてくれる選手を、心の中では誰もが懐かしんでいた。
┃ローリー・ニコルからのメッセージ。
長年浅田真央の振付を手がけてきたローリー・ニコルは、メールでこのようにコメントをしてきた。
「自分勝手な視点から言うと、マオのスケートが本当に恋しくて、また試合で見たいと思っていました。でも彼女自身が、一番幸せと思える選択をして欲しいと思っています。毎日朝起きて、彼女自身生きがいを感じられること、自然に微笑が浮かんでくるようなことを選ぶなら、それが何であれ、私は全面的にサポートします」
浅田真央が再び競技の氷の上に立ち、そして笑顔を見せるのを、多くの人たちが心待ちにしている。