羽生や浅田がアイスショーで復興支援 盛岡(NHK NEWSWEB)(動画)
>フィギュアスケートの羽生結弦選手や浅田真央選手が、盛岡市で開かれている東日本大震災の被災地支援のためのアイスショーに出演しました。
「NHK杯フィギュアスペシャルエキシビション」と題したこのアイスショーは、震災から5年目の節目となることし、被災地の復興を支援しようと盛岡市で開かれ、9日は午後1時からと午後6時からの2回行われます。会場は4000人を超える人が訪れてこのうち被災して、現在盛岡市で暮らしている70人が抽せんで招待されました。
ショーには、国内外の現役やプロのフィギュアスケーターが参加し、被災地、仙台出身の羽生選手は、復興支援ソングの「花は咲く」に合わせてトリノオリンピック、女子シングルの金メダリスト荒川静香さんなどと復興の願いを込めて演技しました。さらに、東日本大震災への鎮魂歌として作られた「天と地のレクイエム」という曲では、幻想的な雰囲気のなかスピンやステップそれにジャンプと全身を使って感情を表していました。
また、ショーの最後に出演した浅田選手は、仙台の子どもたちと一緒に滑りました。曲は浅田選手が被災地の岩手県陸前高田市を訪れた際に感じたことをイメージして作られています。浅田選手は「心を込めて滑りたい」ということばどおり、被災地への思いを込めた演技を見せていました。
羽生選手は、「本当に会場が一体となったショーだった。悲しみや苦しみを前面に出して滑った。これまでこのような感情で滑ることはなかった。これからも震災の復興に携わってきたい」と話していました。また浅田選手は、「苦しんでいる人たちのために、希望や元気を届けたいと思って滑った。たくさんの方に何かを感じて貰いたい」と話していました。
羽生、浅田ら華麗な舞 異例トリプルアクセルに歓声(日刊スポーツ)
>フィギュアスケートの復興支援アイスショー「NHK杯スペシャルエキシビション」が9日、盛岡市アイスアリーナで行われ、浅田真央(25=中京大)、羽生結弦(21=ANA)らトップスケーターが競演した。
浅田は、タキシード姿でジャズの軽快なリズムに合わせて舞う「踊るリッツの夜」と、新プログラムの「ジュピター」を披露。復興への思いが込められた「ジュピター」では、演技終盤にトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑戦。エキシビションでは異例と言える大技に、詰めかけた客席から大きな拍手を送られた。
仙台出身で自身も被災した羽生は、仙台にゆかりのある荒川静香、鈴木明子、本田武史の3氏とともに特別企画「花は咲く」で息の合った演技を披露。また「天と地のレクイエム」では、鎮魂の祈りを込めた舞いで、会場を魅了した。羽生は「何か感じることがあれば、大切に持って帰っていただければ」と客席に呼びかけた。
【フィギュア】真央、3回転半で被災地に勇気「逆に元気もらった」(スポーツ報知)
>震災のあった2011年にエキシビションで使用した「ジュピター」を滑った真央は、曲の後半で3回転半ジャンプに挑んだ。両足着氷になったものの、エキシビションでは珍しい大技への挑戦に観客は沸いた。「また頑張って復帰してほしい、と言われた。私が行って元気になってくれればと思ったら、私が逆に元気をもらった」。休養中の昨年に被災地を訪問した時のエピソードも披露した。