Japan Skates Forum
浅田真央・村上佳菜子・今井遥選手 FS後 インタビュー
::: 浅田真央選手 :::
一番心配だったのは、3Aと、この標高での演技だったので、すべて終わった時はほっとしました。ジャンプの取りこぼしが点数に響いてしまったかな、と思います。ショートが、今季初めて3Aが入った構成だったので、その最初の挑戦を今日に活かせたかな、と思っています。回転不足は残念ですけど、「挑戦して飛べた!」っていうのが、自分ではすごくプラスだと思っているので、よいイメージを作っていけたらいいな、と思います。同じ回転不足でも、フリーでは、ほぼ成功したと思っているので。ショートの6分間練習の3Aが一番良かったのですが、それは、自分の気持ちの中では100点満点でした!(コロラドスプリングスの地を離れて)「地上」に戻った時に、飛べるのか、っていうのは不安なんですけど。(笑) でも、一週間練習して、「回った感覚」を掴んだので、すごく自信になりました。
- ルッツがロングエッジの判定ではなかったですね。
ずっと直して来て、いろいろ考えて、我慢しながらやって来たので、またひとつ、一歩階段を上れたかな、と思っています。
- 3F-3Loについて
今回は… 体力的に厳しいかな、と思って、本番でとっさに3-2にしました。世界選手権では、よければ入れたいかな、と。
- 標高の影響
ジャンプはすごく飛びやすかったと思うんですけど、「地上」でも回転不足が時々あるので。
- 佐藤信夫コーチからの言葉
「3Aがすべてじゃない」と。自分もそういうつもりで、「3Aだけではだめだ」と思っています。
- 「ワグナー選手という新しいライバルが出て来ましたが?」という質問に
毎年毎年、若い選手も出て来ますし、今回もたくさんの刺激をもらえました。自分も毎日頑張らなければ、ついていけないと思いますし、自分自身のレベルアップのためにも、毎日頑張らなければ、と思っています。
- ワールドに向けて
ショートとフリーで3Aを飛ぶことと、ジャンプで取りこぼさないように、練習して臨めたらな、と思います。力強いスピードと力強い気持ちがあれば、大丈夫だと思っています。先生も、いつも練習で「スビード!」と言われるので。
最近では、あまり順位のことは気にしていません。もちろん、「勝ちたい」とは思っていますが、「勝ちに行く」と縮こまってしまうので、自分のやるべきことをやって、自分に集中して、自分が出来ることを出し切れればいいな、と思っています。世界選手権までの1ヶ月で、自分がどう集中して、いい練習が出来るか、それが課題になってくると思います。1回1回の曲かけで、力一杯、手を抜かないことで、力強さも出て来ると思います。
【佐藤信夫コーチ】
- Japan Skates: 3F-3Loを、ショートの入りから練習されているのを見て、浅田選手も木曜日の会見で「入れるつもりではいます。」とうれしそうにされていたので、ショートに入れる、とお伝えしたのですが… これは、「両方に入れる」ということなのでしょうか?
(笑) まぁ、練習して行って、「入れられるようになれば」ということで。ショートの入りからでも、フリーの入りからでも、同じことですが、ショートは難しいでしょうね。(にっこりされる先生。)(ジャンプエレメンツが)3つしかない。