タラソワさんの真央ちゃんへの深い愛情を改めて感じ・・・
なんだか胸がいっぱいに。。。
真央ちゃん、ソチの舞台で、タラソワさんに見守られる中
ラフマニノフの調べにのって
「フィギュアスケート人生の全て」を表現しきれますように。。。☆
フィギュアスケートコーチ タチアナ・タラソワ(66)(1)
■真央はかけがえのない特別な人
〈来年2月7日に開幕するソチ五輪まで残り3カ月を切った。今季限りの引退を表明したフィギュアスケート女子の浅田真央選手は金メダルを目指し、ソチに臨む。2007年から見守ってきたタラソワさんは、親しみを込めて彼女のことを「真央」と呼ぶ〉
小さい時から真央は天才児だったわ。氷上での動きは素晴らしく、スケーティングは非の打ち所がない。全てのステップを高い難度で刻み、ジャンプの精度も高い。そして、何よりも「音楽的な」スケーターだった。あらゆる曲目に合わせて自分を表現することができたのよ。
〈ソチ五輪のフリーで浅田選手が披露するのは、タラソワさんが振り付けをしたラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番』〉
私は、自分が教えることを演じきれない選手は受け入れないことにしているの。小さい頃の真央が将来、素晴らしいスケーターになるということに気づいていなかったら、パートナーを組むことはなかったでしょう。私が音楽を聴くときは、いつも真央をその旋律の向こう側に見ていた。長年組んできたから、私の振り付けでどんなふうに演じさせようとしているかも、真央は理解している。私はいつも彼女から大きな満足を得られるのよ。
〈浅田選手は9日にフリーが行われたグランプリ(GP)シリーズ第4戦のNHK杯で優勝。今季世界最高で自己ベストの合計207・59点をマークした〉
振り付けを行うことは、彼女に音楽という名の衣装を仕立てるようなもの。今回は彼女に合うラフマニノフの曲目を選んだ。記憶に残る演技となるでしょう。この曲目を通じて、彼女はこれまでのフィギュアスケート人生の全てを表現するのよ。困難を克服すること、それがこの演目のテーマ。もし、真央がラフマニノフの調べにのって全ての演技を終えることができたら、それこそが困難を克服したということ。一人の人間の人生、一流のスケート選手の人生を表現したことになる。
真央は、かけがえのない、とても特別な人。五輪で、彼女がとびきりの笑顔を浮かべることを心から祈っている。いつものように調子がよくて、ちゃんと準備をしたなら、きっと良い結果を残すわ。あとは神のみぞ知るというところね。(聞き手 佐々木正明)
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【プロフィル】タチアナ・タラソワ
1947年、モスクワ生まれ。4歳からフィギュアスケートを始め、10代でペア競技の欧州王者に。負傷のため19歳で現役を引退、コーチに転じた。トリノ五輪金メダルの荒川静香選手らを指導。浅田真央選手とは2007年から、かつては専属コーチとして、現在は演目の振付師として師弟関係が続いている。
インタビュアー、産経新聞社記者 佐々木正明氏のブログより
【連載余話①】「真央は音楽的なスケーター」@タチアナ・タラソワ
>11月12日より、産経新聞紙上の「話の肖像画」で、ロシア人のフィギュアスケートコーチ、タチアナ・タラソワさんの連載が始まりました。
インタビューと写真撮影は、タチアナさんの別荘で2時間近く行われたのを構成したものです。
「真央は天才児だった」
「真央は音楽的なスケーター」
などなど、話の中心は浅田真央さんとなり、タラソワさんのマオ話はとぎれることなく続いたのでした。
今週は休刊日と重なり、運悪く連載は5回から4回に減りましたが、拡大版は後日、たっぷりとブログで公表したいと思っています。
タチアナさんは浅田真央さんのことを本当に好きなのがわかりました。インタビュー中、「真央を心から愛している」と連発だったのですよ。
写真は、珍しい「すっぴん姿」のオフショットです。お美しい!