ローリーさんの真央ちゃんへの想い。。。♪
日本経済新聞に真央ちゃんの記事が掲載されていました。

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浅田、名振付師と再タッグ スケートに「新しい喜び」

>ジェフリー・バトルさんも「真央に1曲作るならクラシック音楽。ショパンを選ぶ」と話していた。

いつかバトルさんの振り付けも見てみたいな~♪




>1年間の休養を経て競技に復帰するフィギュアスケートの浅田真央(25、中京大)は6月、プログラム作りのため、振付師のローリー・ニコルさんがいるカナダに向かった。浅田が14歳の頃から一緒に仕事をしてきたニコルさんだが、ショートプログラム(SP)とフリープログラムを両方一緒に手掛けるのは2006~07年シーズン以来。「真央は新しい喜びをスケートに見いだした」。浅田の現在、そして新たな一歩について、再びタッグを組むニコルさんが語った。

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 アイスショーで活躍したニコルさんは、その後コーチに転身し、現在はトロント郊外にあるリンクを拠点にして振付師に専念している。選手としては目立った成績を残せなかったが、「どんなルールにも私の振り付けの邪魔はさせない」とスポーツと芸術性を両立させるプログラムで、振付師としては45個以上の五輪・世界選手権のメダルを獲得してきた。

 特に、ミッシェル・クワン(米国)とパトリック・チャン(カナダ)とは子どもの頃から関わり、世界チャンピオンにまで育て上げた手腕で知られる。クワンは世界選手権で5度優勝、冬季五輪では1998年長野大会で銀、02年ソルトレークシティー大会で銅メダルを獲得。チャンは世界選手権で3連覇、14年ソチ五輪で銀メダルに輝いた。

 今回、浅田のためにSPはジャズの名曲「素敵(すてき)なあなた」、フリーはプッチーニ作曲「マダムバタフライ」を選んだ。

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ニコル 「『マダムバタフライ』はビビッときたの。真央は他にも興味のある曲があったみたいだけれど、私があまりピンとこなかった。プッチーニのこの曲はなんといっても美しい。真央は悲しい経験を乗り越え、深い感情を理解するようになった。人生の違うステージに立っているから、ぴったりだと思う」
 「真央とは女性の権利についての歴史を話した。私たちは現代に生まれてラッキーだと思うけれど、100年以上前の『蝶々(ちょうちょう)さん』たちのような女性がいて、今がある。そうした女性の立場の変遷を知った上で、真央には女性が権利に向かって立ち上がることを表現してほしいと話した」
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 浅田も「アジア人として一度滑ってみたかった。切ない話だけれど、最後は自分の意思を持って、希望に満ちた強い女性を演じたい」と言う。

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 SPに用いたジャズは、ニコルさんが浅田のためによく使うジャンルだ。今季のエキシビション曲は「踊るリッツの夜」。浅田の母親が亡くなった翌年の12~13年シーズンのSPは「アイ・ガット・リズム」で、自身も母親であるニコルさんが「私がもし天国から息子たちを眺めていたら笑っていてほしい」という思いをこめ、明るい曲を選んだ。

 とはいえ、浅田が決してジャズを最初から好んでいたわけではない。08~09年シーズンのエキシビション曲「シング・シング・シング」はフィギュア関係者の間では非常に評価が高かったが、浅田は演技しづらかったようで、ほとんど滑らなかった。浅田のもう一人の振付師、タチアナ・タラソワさんが作った「ポル・ウナ・カベサ」がメーンとなっていた。

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ニコル 「第一に、私はクラシック音楽と同じくらいジャズが好き。どっちもエレガントで洗練されて知的な芸術形式よね。真央らしいジャンルだと思う。真央のためにはアップビートで陽気、または上品なジャズを選ぶようにしている。ただ、ジャズは複雑で、滑りこなすのに時間がかかる。演技の幅を広げるためにも、若いときからショーナンバーで少しずつ冒険することは大切。今の真央はどんどん演技の幅を広げられるんじゃないかしら」
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「シング・シング・シング」の時、浅田は18歳。少し難しかったかもしれない。

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 ジャズ同様、ニコルさんが浅田によく選ぶのはショパン。06~07年シーズンのSPは「ノクターン」で、ソチ五輪を挟む13~14年シーズンも「ノクターン」を勝負曲として用いた。07~08年のフリー「幻想即興曲」もショパンだ。

 そのほか、ドビュッシー「月の光」(08~09年SP)、リスト「愛の夢」(10~11年、11~12年フリー)……と、曲調は似ている。同じカナダの振付師で06年トリノ五輪銅メダル、08年世界選手権王者のジェフリー・バトルさんも「真央に1曲作るならクラシック音楽。ショパンを選ぶ」と話していた。

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ニコル 「まるで氷上を羽のようにポンポンポンと駆け抜けていく軽やかさ。あれは真央にしかない。ショパンの洗練された旋律そのものよ。今は成熟したので、ショパンだけの枠には収まらないけれど、この軽やかさは不変だわ」
 「真央はいつも“いい人”であり、まじめで、道を踏み外すことはない。それは14歳のときに会ってすぐ分かった。でも、従順なだけでなく、もうちょっと自己主張してほしいなとも思った。言ったことは何でもするけれど、将来、どんな女性になるかをイメージしにくかった。私はスケーター本人を知って、持ち味を生かしてプログラムを作りたい。振付師が選手に色をつけるのでなく、選手たちの色を出したいタイプなの」
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 「振付師ニコル」は「必ず花開かせてくれるけれど、時間がかかる。それを待てない選手も多い」と評される。クワンは小学生の頃から見ており、チャンもそう。明確なビジョンを持ってSP、フリー、エキシビションのプログラムを作り、2人を見事に成長させた。スケーティングがうまく、難解な曲も表現してみせるチャンだが、子供の頃はただ滑ること以外、全く興味のない時期があったという。

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ニコル 「何とか表現に興味を持てるようなプログラムを作ったものよ。チャンには深いエッジを持ったスケーターになってほしかったから、それが自然と身につくようなプログラムも用意した。クワンもそうね。『官能的で強い女性』になれるよう、計画的にプログラムを作った。カロリナ・コストナー(イタリア、12年世界女王、ソチ五輪銅メダル)も同じ。イタリアの小さな村から出てきた女の子が、どうやったら自信に満ちあふれた女性になれるか。アップダウンがあって10年近くかかったわね」
 「真央とは距離的に離れていたこともあって、理解を深めるのに時間がかかった。常にまったく体重を感じさせない軽やかさが真央の特長だから、それをどうやったら生かせるかは考えてきた」
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 「ノクターン」「チャルダッシュ」「幻想即興曲」「月の光」「愛の夢」「アイ・ガット・リズム」「メリー・ポピンズ」「スマイル」……。ニコルさんが作ってきた数々の浅田用プログラムは、軽さが生きるようにリズム感がはっきりしているものか、旋律がきれいな曲が多い。

 タラソワさんとは正反対だ。「仮面舞踏会(ハチャトリアン)」「鐘」「ピアノ協奏曲第2番(以上、ラフマニノフ)」「白鳥の湖(チャイコフスキー)」……。非常に力強く、ロシアっぽいプログラムが多い。

 10年近いコラボレーションのなかで、ニコルさんと浅田が1年間だけ全く一緒に仕事をしなかったのが09~10年のバンクーバー五輪シーズンだ。SP、フリーの2曲、エキシビションとすべてタラソワさんの作品だった。

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ニコル 「プログラムは作らなかったけれど、バンクーバーの年もずっと真央のことは応援していた。離れても真央が戻ってきてくれるのは、信頼関係だと思う。10年近く一緒に仕事をすれば、私のことを真央が分かってくれたろうし、信頼関係が醸成されていたとも思う。そういう関係があると、よりエネルギーがあって美しいプログラムが作れるものよ」
 「選手が毎年、様々な振付師のところに行くのは今は普通のこと。振付師はエモーショナルな人が多いから、最初はショックだったけれど、それも仕事の一部と思えるようになった」
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 今年6月、9日間で浅田のために4つもプログラムを作った。最初は「ショー用の作品のために、そちらへ行く」と連絡があった。それが「試合に出るから試合用も2作品お願い」と言われて驚いていたら、浅田が1人でトロントまで飛び、レンタカーを運転してやってきたので、またびっくりさせられたという。

 おかげで2人だけの濃密な時間を過ごせた。4作品のうち3つは浅田のソロだが、1作品だけはトリオ用のプログラム。7月のアイスショー「THE ICE」で、バンクーバー五輪銅メダルのジョアニー・ロシェット(カナダ)、そしてコストナーと共演したのだ。

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ニコル 「真央がすごく特別な人間になっていくのを見ている気がしたわ。興奮したり、大笑いしたり……。2人で一緒に作品をこしらえていると、真央の素顔がどんどん出てきて。真央は10年間でいろんなプログラムを滑り、芸術的なベースが強固なものになってきたので、振り付けのプロセスにも興味を持つようになった。だから、洗練を表現するにしても様々なニュアンスを出せる。真央の表情や好きな動きをする姿にインスピレーションが湧いたし、いま思い出しても楽しい時間だった」
 「特に、トリオは真央の意見が強く反映されている。2人で嫌になるほど音楽を聞いたのよ。『これはいい曲だけどプログラムにはいまいち』『なんか違う』……。2人同時に『これだ』って叫んだ曲(ミサ曲『ベネディクトゥス』)を使った。真央はカロリナとジョアニーとの距離感をよく理解して、リンク全体から見えるイメージもつかんで作っていたわ。この作品は真央にとって転機になったと思う」
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 今季も多くの選手のために「数えられないほど」プログラムを作ったニコルさん。試合でライバルとなるスケーターたちに、それぞれ作ることも普通だ。だから試合の応援に行くと、身を切られるような思いをすることも多々ある。

 フィギュアスケートはジャンプで失敗したら、相手もミスしない限り、挽回がきかない。同じ採点競技でも、1人で複数種目にチャレンジできる体操とは違い、フィギュアはソチ五輪から団体戦が始まったとはいえ、基本的に1大会で1種目しかメダルのチャンスもない。

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ニコル 「どんなに一生懸命練習しても落とし穴がある。トリッキーなスポーツだわ。だからこそ『常に完璧に滑れるわけじゃない』という事実を受け入れると、パフォーマンスって良くなるもの。真央も様々なアップダウンがあってそれは理解していると思うの。なのでパフォーマンスも良くなると思うわ」
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 浅田を指導する佐藤信夫コーチは、「(芸術面の担当は妻の久美子コーチで)みんなが言うとおかしくなるから、極力タッチしないけれど」と前置きしつつ、「とってもいいプログラムで、それをきちんと表現できるように彼女が成長できていることは間違いない。ガンガン盛り上げてほしい」。

 「マダムバタフライ」の初披露は10月3日のジャパンオープン(さいたまスーパーアリーナ)になる。
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by patinage | 2015-10-01 19:15 | 新聞・雑誌・他メディア

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